転職や副業を考え始めると、今の年収を下げてでもやりたいことに挑戦すべきか、貯金は足りるのかと、お金の不安が尽きないですよね。実は私も、漠然とした不安で夜も眠れない時期がありました。そのモヤモヤを解消してくれたのが、キャッシュフロー表による家計の見える化です。この記事では、エクセルやスプレッドシートを使って、あなたの人生の収支をシミュレーションする方法を紹介します。未来を数値で把握できれば、今取るべきリスクが明確になります。
エクセルで年表の枠を作り人生の軸を引く
まずは、エクセルを開いて人生のタイムラインを作成しましょう。横軸に「年」と「自分や家族の年齢」を入力していきます。これだけで、単なる表があなたの人生の設計図に変わります。
この表の目的は、現時点での資産が将来どのように推移するかを予測することです。縦軸には、手取りの年間収入、生活費や住居費などの年間支出、そしてその差額である年間収支、最後に貯蓄残高の項目を作ります。ガジェットのスペック表を作るような感覚で、まずはフォーマットを整えることから始めてみてください。数字を入れる準備が整うだけで、少しだけ未来への見通しが良くなるはずです。
ライフイベントと予算を書き込んで未来を肉付けする
表の枠ができたら、将来起こりそうなイベントと、それにかかる費用を予測して入力していきます。結婚、車の買い替え、住宅の購入、あるいはスキルのためのスクール受講や海外旅行など、あなたの理想をすべて書き出してみましょう。
- 3年後に100万円かけて世界一周旅行に行きたい
- 5年後にはキャリアチェンジして年収を〇〇万円に上げたい
- 数年おきに最新のPCに買い替えたい
このように、一時的な支出としてイベント費用を組み込むことで、貯蓄残高がどのように変動するかが見えてきます。自分だけでなく、親の定年や家族のイベントも考慮に入れると、よりリアリティのあるシミュレーションになります。夢を単なる願望ではなく、予算を持った予定に変えていく作業です。
将来の年収がわからない時のシミュレーション法
シミュレーションをしていて一番手が止まるのが、将来の年収をいくらに設定するかという点です。転職を考えている場合、年収が下がるリスクもあれば、副業でプラスになる可能性もあります。
そんな時は、複数のパターン(シナリオ)を作ってみるのがおすすめです。現状維持パターン、転職で一時的に年収が下がるパターン、副業が軌道に乗るパターンなど、いくつか入力してみてください。将来の正確な数字を当てる必要はありません。大切なのは、年収がいくらになれば理想の生活が維持できるかというボーダーラインを知ることです。目標とする年収が具体化すれば、転職活動での希望条件も自信を持って伝えられるようになります。
赤字になる年を予測して今の行動を最適化する
表が完成し、貯蓄残高がマイナスになる年や、残高が急激に減るタイミングが見つかったら、そこが対策を打つべきポイントです。キャッシュフロー表は、未来の危機を事前に教えてくれるアラート機能のようなもの。
赤字になるのが分かっていれば、今のうちに節約を強化したり、副業で収入源を増やしたり、あるいは転職のタイミングを調整したりと、具体的な対策が打てます。不安を放置せず、数値に基づいて対策を練る。このプロセスこそが、生活の再設計において最も重要です。まずは今日、エクセルの1行目に自分の年齢を入れることから始めてみましょう。5分間の作業が、将来の大きな安心に繋がります。